僧帽筋

筋肉背部・腰部
僧帽筋

起始

  • 後橈骨の上項線と外後頭隆起
  • 項靭帯
  • 第7頚椎〜第12胸椎の棘突起と棘上靭帯(起始の下端は個体や左右により異なる)

停止

  • 肩甲骨の肩甲棘と肩峰
  • 鎖骨の外側1/3の領域

作用

  • 全体:肩甲骨の内転
  • 下行部:肩甲骨の挙上・上方回旋(肩甲骨と鎖骨の肩峰端を内側頭方へ上げる)
  • 下行部:上肢帯が固定されているときは、片側が働くと頚部を同側へ側屈し、かつ反対側へ回旋する、両側が働くと頚部が伸展する
  • 横行部:肩甲骨の内転
  • 上行部:肩甲骨の内転・下制・上方回旋

日常での動作

  • 上部:肩をすくめる、手で重いものを下げる(肩甲骨の保持)
  • 中部:肩を後に引き胸を張る
  • 下部:挙手をする

神経支配

  • 副神経の外枝
  • 頚神経叢の筋枝(C2〜C4)

筋連結

  • 小菱形筋(腱)
  • 大菱形筋(腱)
  • 上後鋸筋(腱)
  • 三角筋(腱)
  • 広頚筋(筋膜)

特徴

  • 浅背筋群に分類される
  • 名前の由来は両側の筋を合わせた形がカトリックの僧が着る頭巾に似ていることから

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